新刊が出たらとりあえず買う作家の一人、
東野圭吾「パラドックス13」を読了しました。
2009年の発売時にハードカバーで購入したものの、
読まれずに積まれたままになっていました(^^;;
それにしても、8年も積まれてるとは・・・。
冒頭にも書いたように、新刊が出たらとりあえず買うので、
基本的には、その作品がどんな作品か知らずに買います。
読み始めて、アレ?と思ったのは、
これ、もしや、ミステリーじゃない?ということでした。
そこで、作品紹介文を見てみました。
運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!
なるほど。
パニック小説的なアレでしたか。
気を取り直して読みすすめてみる。
んー、超序盤で、これってもしかして、こういう理屈で、
こういう結果になるんじゃない?と予想した通りに展開していく。
あれ?ドンデン返し的なアレもない?
あ、終わった。。。。(^^;;;
うーん。
相変わらず、非常に読みやすい文章で、
サクサク読めたものの、
東野作品の中ではかなりの駄作と評価せざるを得ない作品でした。
SF的にもヒューマンドラマ的にも非常に物足りなかったかな。。。